「私…痔かもしれない…」「VIO脱毛のOラインって脱毛できるのかしら?」
あなたも、そんなことに悩んでいませんか?
実は、現代では3人に1人は、痔の症状を抱えていて、自覚症状がない人まで合わせると、半数の人が痔に悩まされれていると言われています。
では、痔がある場合(もしくは疑いがある場合)VIOのOラインの脱毛は可能なのでしょうか?
ここでは、VIO脱毛と痔の関係について、まとめています。ぜひ、参考にしてみて下さい。
痔の場合は基本的にOラインはNGです
先に、結論となる答えを言ってしまいますが、痔がある場合、Oラインの脱毛はできません。
正確に言えば、痔の症状が軽い場合や自覚症状がない場合、中には施術を行っている脱毛サロンなどもあると言われていますが。基本的には脱毛できないと思っておいて下さい。
では、なぜ痔がある場合、脱毛の施術が受けられないのでしょうか?
痔だと脱毛できない理由は?
細かなところまで挙げると、様々な理由が考えられますが、簡単にいえばトラブルを防ぐためと、言われています。
痔に限らずですが、そもそも脱毛サロンやクリニックで脱毛を受ける際、必ず初回にカウンセリングや問診などがあり、施術を行う部位の状態や怪我の有無などについて聞かれますよね。
このようなことからもいえますが、照射を希望している部位に、火傷のような炎症がある場合や、切り傷・擦り傷など怪我をしてしまっている場合は、照射をすることができません。
その理由は、照射をしたがために、症状を悪化させないためです。
痔の症状などについては後ほど詳しく説明していきますが、同じように痔も炎症の一つですので、症状を悪化させてしまうリスクがあるため、基本的に脱毛NGとなっているわけです。
隠して照射することもできない?
でも、「痔ということを伝えるのも恥ずかしいし、隠して脱毛しちゃえばいいんじゃないかな?」…なんて、考えていませんか?
先ほども言いましたが、痔というのは肛門付近に起きている炎症の一つでもあるわけですので、隠して照射を受けたところで、ますます悪化してしまう恐れがあります。また、考えていただければわかると思いますが、炎症を起こしているところに、光の熱エネルギーを使って照射するわけですので、普段は平気でも強い痛みを感じることも考えられますよね。
このような危険性がありますので、「痔を隠して、Oラインの脱毛をしちゃおう!」と、いうように考えてはいけません。
痔がある場合はどうするべき?
「じゃあ、痔がある場合、脱毛できないってこと?…どうすればいいの?」と、言うことが気になりますよね。
これは、素直にOラインの脱毛をする前に、痔の治療をすることが優先です。それから、脱毛を受けるようにしていきましょう。
VラインやIラインの脱毛は可能?
痔というのは基本的に肛門付近(いわゆるOライン)にできるものです。
「それなら、VラインやIラインの脱毛は大丈夫なのかな?」と、いう疑問も出てきそうなので、お答えしておきますね。
結論を言うと、痔があってOラインの脱毛がNGであっても、VラインやIラインの施術自体は問題なく行えます。…ですが、正直なところ、あまりオススメはしません。
なぜかというと、脱毛サロンやクリニックというのは、VIO脱毛のセットコースなどを用意していることがほとんどです。
そのため、先にVラインやIラインだけ脱毛するとなると、V・I・O…と、それぞれ単品の部位として、契約することになってしまいます。そうなってしまうと、セットコースよりも高くついてしまうことが考えられるんですね。
また、(痔の症状の度合いにもよりますが)症状次第では、Iラインの脱毛なども痛みの具合に影響することも考えられます。
例えば、腕などでも切り傷の近くを照射したら熱エネルギーがきますから、何もない健康なお肌のところを脱毛するより、痛みが強くなることはなんとなく想像できますよね。このような感じで、痔があるために、VラインやIラインの痛みの度合いが変わってくることも考えられます。
このようなことが言えますので、できるのであれば、まずは痔の治療をし、その後、VIOのセットコースで脱毛していくことをオススメします。
それでは次の章から、痔の種類や治療の方法などについて、説明していきます。
痔の種類と治す方法は?
一口に「痔」と言っても、痔の種類には様々な種類の痔が存在します。主な痔の種類は3種類あると言われていますね。
痔の症状によっては、手術をしないと治らないものもありますので、それぞれの症状や治療法について、確認しておきましょう。
痔核(イボ痔)
まず、「痔核」と呼ばれているものですね。通称イボ痔…と言いますので、こちらの方が聞き慣れているかもしれません。
イボ痔は、複数ある痔の種類の中でも一番多く見られる症状だと言われています。原因は様々なことが考えられますが、主には、長時間同じ姿勢で座っていることや、長時間歩きっぱなしなどが上がられますね。
また、細かなことを言うと、内側にできる「内痔核」と外側にできる「外痔核」に分けられますが、内痔核は痛みはほとんどありませんが、排便時に出血が見られる傾向にあります。そして、外痔核は逆に出血はあまりありませんが、激しく痛みが出ることが多くなっているなどの特徴があります。
どちらも、症状が軽い場合は、軟膏、注入軟膏、座薬などで治りますが、症状が悪化し、膿が出てきたしまっているような場合は手術が必要となるケースもあるんですね。
裂肛(切れ痔)
2つが「裂肛」と呼ばれる、いわゆる切れ痔です。
こちらも聞いたことはあるかもしれませんが、硬い便などが原因でいきむ時や下痢などの炎症の時に、起こってしまう痔の種類ですね。ちなみに、便秘になりがちな女性によく見られる痔の症状とも言われています。
排便時だけ痛みが出たり、出血しているような軽い症状の時は、イボ痔と同様、軟膏や注入軟膏で対処できますが、何度も切れてしまい裂け目が深くなっていってしまうような場合は最悪、潰瘍やポリープなどになっていってしまうことが考えられます。
そうなってしまうと、ますます便がしづらくなり、余計にいきむ、より切れやすくなってしまう…というように、悪循環に陥ってしまうことが考えられるんですね。
そのため、排便後もしばらく痛みが続くようなら、潰瘍やポリープができてしまったおり、肛門狭窄の可能性が考えられますので、手術が必要になってきてしまいます。
痔ろう(あな痔)
そして、最後が「痔ろう」(またはあな痔)と呼ばれているものです。
こちらの痔は、どちらかと言うと男性に多い傾向にある痔の種類となりますが、膿が流れるトンネルのようなものができてしまう痔になります。
また、痔ろうに関してはトンネルのような管が複雑に分かれていってしまうことや、最悪、癌化していってしまう可能性もあるので、自然治癒が難しい痔とも言われているんですね。そのため、痔ろうの治療に関しては、ほぼ手術が必要になってきてしまいます。
スキンタグ(肛門皮垂)
スキンタグは、正確には「痔」…ではありませんが、痔と似たような症状になりますので、ここで説明しておきます。
先ほどイボ痔についてお伝えしましたが、イボ痔と似たような症状に、肛門皮垂(=通称スキンタグ)と呼ばれる症状があります。
ただ、先に言っておきますが、症状はイボ痔に似ていますが、スキンタグは痔ではありません。
そのため、イボ痔のように排便時に出血したり、痛みが出たりということはほとんど無いんですね。では、スキンタグとはどういうものなのか…というと、簡単に言えば「皮膚のシワ」ということになります。
よく言われている原因としては、イボ痔などができてしまうと皮膚が腫れ上がりまずが、イボ痔が治った後、腫れは引いてくるのに皮膚だけたるみとして残ってしまう…といったことが原因で、スキンタグができてしまいます。
ただ、スキンタグの場合は、突然できてしまうということは、まずありません。
イボ痔などを繰り返しているうちに少しずつ皮膚が戻らなくなってきてしまい、やがてシワが残ってイボのようになってしまうと言った具合です。ただ、先程言ったように排便時などにも特に痛みなどの症状が出ませんので、見た目さえ気にならなければ特に治療などの必要はないんですね。
ただし、スキンタグが大きくなってきてしまうと、かゆみなどが出てきてしまったり、不衛生になりがちですので、不快に感じるようなら一度、肛門科などを受診するようにしましょう。
痔は再発する可能性もあります!
ここまで、痔の種類や治療法についてお話してきました。
痔ろうは例外ですが、イボ痔や切れ痔と言った時の場合、軽症ならば軟膏や注入軟膏で症状が改善することもあるでしょう。…ですが、軟膏や注入軟膏(座薬などもそうですが)結局のところ、対処療法に過ぎません。
そのため、一時的に症状が改善できても、また再発してしまったりということは、割とよくあることなんですね。事実、痔が原因でずっと病院に通われている方もいるぐらいです。
ですから、対処療法も大切ですが、体質を改善していくこともしていきましょう。
痔になってしまう原因は、生活習慣…特に食生活が大きく影響していると言われています。バランスの良い食事、不規則な時間に食事を取らないなど、基本的なところを見直していくことも大切です。
また、ここまでお伝えしてきたように痔は便秘と大きく密接していますので、便秘にならないようにすることも心がけていきましょう。
特に学生の女子に多いと言われていますが、トイレを我慢してしまったりするのも便秘になってしまう原因の一つですよ。食物繊維を意識して摂ることなども、もちろん大切ですが、トイレを我慢したり、急いでいるからと言って力いっぱいいきんだり…ということがないようにしてくことも、大切です。
痔が再発しないよう、生活習慣も見直してみて下さいね。
Oラインの自己処理は危険がいっぱい
「痔の症状があるし、サロンやクリニックではやってもらえなそうだから、自分で処理しようかな…」と、ついつい考えてしまいますよね。
確かに、私も自分が「痔かもしれない!」と、思ったらそうしちゃうかもしれません。…ですが、ハッキリと申し上げます。Oラインの自己処理は危険がいっぱいですから、やめましょう。
Oラインの自己処理の危険性については、以下のページで詳しくまとめていますので、こちらも参考にしてみて下さい。
▲参考:Oライン脱毛は自己処理危険!恥ずかしいけど脱毛サロンにいくべき3つの理由
また、そもそもOラインは手が届きにくいところですよね。ですから、自分の身体の部位の中でも一番自己処理が難しい箇所とも言われています。
このように、いくら痔が恥ずかしいから…と言っても、絶対に自己処理で済ませようと思ってしまってはいけません。痔だから…ということが原因でなくても、Oラインこそ脱毛サロンやクリニックのようなプロに脱毛をお願いすべき箇所です。
ですから、先程も言ったように、まずは痔の治療をしてから、プロである脱毛サロン・クリニックに任せるようにしていきましょう。
まとめ
今回のまとめ
- 今回は、痔と脱毛についてお話してきました。
- 痔がある場合、Oライン脱毛は基本的にできません。
- また、Oライン脱毛の自己処理も危険がいっぱいですから、必ずプロに任せるようにしましょう。
- そのため、まずは脱毛の前に痔を治していくことが大切です。
- また、先にVラインだけ、Iラインだけ、…というのも、かえって高くついてしまうことがありますので、あまりおすすめできません。
- 一番良いのは、痔を治してVIO脱毛のセットコースで脱毛することです。
- 痔には大きく分けて3種類ありますが、中でも痔ろうの場合は、自然治癒が難しく手術が必要になってきてしまいます。
- どの痔の種類でも、恥ずかしい症状ではありますが、まずは肛門科を受診するなど専門家に診てもらうようにしてきましょう。
- また、痔は再発する可能性も十分にあるものです。
- 食生活や生活習慣などを見直し、再発防止に努めていきましょう。
- VラインやIラインだけ脱毛して、Oラインだけ脱毛していない…というのも、おかしなことですから、見えない部位だからこそキレイにしていきましょうね。
Oラインだけでなくて、脱毛する際には全体の毛のバランスが大切になります。Oラインが出来ないからと言って、IラインだけやるとかVラインだけやるという事をするとバランスが崩れます。
そうならないように、しっかりと治療してからVIO脱毛を行いましょう。VIO脱毛する際にはこちらを詳しくチェックしておいてください。必要な知識をすべて盛り込みました。