デリケートゾーンの中で最も自己処理が難しいと言われているのが「Iライン」です。
「みんなどうやって処理しているんだろう?」と気になってしまいますよね。また、IラインはVIOの中でも1番デリケートな部分になるため、色々と気をつけて処理をしなければなりません。彼氏などに対しては一番目立つ部分なので、汚いと心の中で「うわ~><;」と思われかねません。
ここではアンダーヘアの中で最も自己処理が難しいと言われるIラインの処理方法や注意点についてお伝えしていきます。
Iライン処理前に知っておくべき総知識
はじめにIライン処理をする前に知っておいてほしいポイントをお伝えしていきます。また、合わせてメリット・デメリットも確認しておきましょう。
脱毛サロンやクリニックで”VIO脱毛”と言われていますが、「VラインやIラインってどこまで?」と正確にはわからなかったりしますよね。
大雑把な言い方をするとIラインは性器の周辺ということになります。そして、Vラインとの境目は、おおよそ下着のクロッチの縫い目あたりと言われています。
また、Oラインはお尻の穴の周辺になりますが、お尻の穴の周り半径4cm〜5cmほどがOラインの範囲と言われていますので、それよりも性器よりの部分がIラインとなります。
ですが、脱毛サロンやクリニックでVIO脱毛をする場合、このあたりの境界線はサロン・クリニックごとに異なる場合もあります。
Iライン脱毛はどこまで?大陰唇や小陰唇は含む?
Iラインは性器の周辺…ということをお伝えしましたが、Iライン脱毛をする上でもう一点知っておくべきことがあります。
それはIラインには大陰唇と小陰唇があるということです。
大陰唇や小陰唇については下記のページで詳細をまとめています。こちらも合わせて参考にしてみて下さいね。
大陰唇や小陰唇とは、簡単に説明すると”ひだ”の外側と内側の違いになります。ひだの外側が大陰唇、内側(またはひだの部分)が小陰唇…という感じですね。
そして、脱毛サロンやクリニックで脱毛を受ける場合、それぞれ対応できる範囲が異なります。
まず、脱毛サロンで脱毛を受ける場合ですが、基本的にほとんどのサロンでは小陰唇の脱毛はできません。これはリスクが高いためですね。
また、クリニックでは小陰唇の脱毛はギリギリまで…というところがほとんどです。…とはいえ、脱毛サロンに比べると医療機関ということもあり、何かあった場合でも医師にすぐに対応して頂けることを考えるとクリニックの方が安心です。
このように、Iライン脱毛を脱毛サロンやクリニックで受ける場合は、基本的には大陰唇(ひだの外側)がメインとなります。また、脱毛サロンではほとんど小陰唇には対応していなく、クリニックではギリギリまでの照射…ということを覚えておきましょう。
Iライン処理のメリットとデメリット
では、Iラインを処理するメリット・デメリットはなんでしょうか。
Iラインをする処理メリット
性器の周辺になるIラインのムダ毛を処理することによって、生理の時のかぶれを軽減することができます。また、ムダ毛がなくなると蒸れにくくなるためニオイも抑えることができると言われています。
特にIライン脱毛をされた方は「生理の時が楽になった!」という口コミが多くなっていますね。
Iラインを処理するデメリット
一方デメリットは、処理が難しいことです。
ご自身で自己処理をする場合、そもそも手が届きにくかったり、見えづらい部分がIラインです。また、デリケートな部分なため、傷つけないように気を使わなければなりません。
このようなこともあり、Iラインの自己処理は身体の部位の中でも1番自己処理が難しい部分だと言われています。
Iラインのみ処理すると見た目がおかしくなる
Iライン処理をする場合、合わせて考えなければならないのがVラインとの繋がり(境目)です。
まず、前提としてお伝えしておきますが、Iラインのみ処理をする…というのは見た目がおかしくなってしまいますのでおすすめできません。
…かといってVラインも処理をし過ぎてしまうと正面から見た時に不自然(お手入れしています感が出てしまいます)になってしまいます。
そもそも、Vラインをどのように処理するのか(残すのか)ということも大切になってきますので、IラインのみでなくVラインもどのようにするのか合わせて考えていく必要があります。
Vラインの形や整え方については下記の記事に詳しくまとめています。
詳しくはこちら⇒【男性目線で人気】女性のアンダーヘアの形ランキングと長さや整え方
そして、ポイントはVラインとIラインの境目を少し残すことです。
そうすることによって、正面から見た時にも自然な見た目となります。先ほども言ったように境目を残さないと、Vラインだけが浮いてしまい、いかにもお手入れしています感が出てしまいますので、このあたりも気をつけて処理をしていきましょう。
自己処理でチクチク・かゆみが出やすい部分
IラインだけでなくVラインの処理でも言えることですが、特にご自身で自己処理をする場合は”何を使って処理をするのか”がとても大切です。
詳しくは後ほどお伝えしていきますが、処理の方法によっては少し伸びてきた時にチクチクしてしまったり、かゆみが出てしまうことなどに悩まされてしまいます。
他の部位のムダ毛処理では、伸びてきた時に触ればチクチクしたように感じますが、普段の生活で気になるほどではなく、あくまで触った時に感じる程度だと思います。
ですが、デリケートゾーンの処理の場合、どうしても摩擦で擦れやすい部位のため、チクチクが気になってしまうんですね。また、チクチクすることでかゆみの原因にもなってしまいます。
このように”何を使って処理をするのか”をよく考えなければならない点もデリケートゾーン特有の問題点です。
アンダーヘアIラインの自己処理方法のおすすめは?
では、Iラインをはじめアンダーヘアの自己処理では何を使っていくのが良いのでしょうか。おすすめの自己処理方法をご紹介していきます。
オススメ自己処理方法① カミソリ
まず、多くの方が使っている方法が「カミソリ」での処理です。
結論から言うと、”正しく使えるならば”カミソリでの処理も良いでしょう。
正しいカミソリでの処理方法についてはこちらをご覧下さい。
カミソリはドラッグストアやコンビニなどで安価に手軽に手に入りますよね。そして、処理自体も短時間で広範囲を一気に処理できるなどメリットがたくさんあります。
一方で、刃が直接皮膚に当たるため、ムダ毛とともに角質まで削ってしまいます。そのため、過度に処理をし過ぎてしまうと肌トラブルをおこしかなません。
このように、手軽に処理ができるカミソリは正しい使い方をすることがとても大切です。間違った使い方をしてしまうと肌トラブルにつながりやすい方法でもありますので、このあたりをしっかりと理解して使うようにしていきましょう。
オススメ自己処理方法② ヒートカッター
Iラインをはじめ、アンダーヘアの自己処理には「ヒートカッター」がおすすめです。
ヒートカッターの良い所は熱線による熱を利用して処理していくため、毛先が丸く仕上がるところです。そのため、少し伸びてきた時にもチクチクしにくいのが特徴です。
先ほど、アンダーヘア特有の悩みはチクチクしてしまうところ…とお伝えしました。実際にはさみでの自己処理やカミソリでの自己処理では毛先が尖ってしまうため、伸びてきた時にチクチクしやすくなってしまいますのですが、そうなりにくいのがヒートカッターのメリットです。
このような特徴があるため、特にアンダーヘアの自己処理には向いている方法です。
オススメ自己処理方法③ 電気シェーバー
先ほど正しく使えるならばカミソリもおすすめ…と言いましたが、カミソリよりも、よりオススメなのが「電気シェーバー」です。
というのも、電気シェーバーは直接刃がお肌に当たらないようになっているため、カミソリに比べお肌にかかる負担が少なくて済みます。
そのため、肌トラブルのリスクを考えると、電気シェーバーの方がよりおすすめです。また、電気シェーバーでの自己処理は脱毛サロンやクリニックでも推奨されています。
それぞれの自己処理方法のメリットやデメリットなど、より詳しいことを知りたい場合は、下記のページを参考にしてみて下さいね。
Iラインの自己処理でやってはいけないこと
Iラインを自己処理する際にやってはいけない方法や注意しておくべき点があります。このあたりもしっかりと抑えておきましょう。
毛抜きで抜くと毛のう炎の危険性
まず、Iラインを自己処理する際、やってはいけない自己処理方法は「毛抜きで抜く」方法です。
毛抜きでの処理はカミソリや電気シェーバー、またはヒートカッターで処理した時と比べると確かに持ちはよくなります。…というのも、毛抜きで抜くことで毛根から抜けるため、次に生えてくるまでが他の方法よりも長いからですね。
ですが、毛抜きで抜く処理方法はやめましょう。
なぜかというと、毛抜きで抜く…という行為はカミソリや電気シェーバーなどの方法に比べ圧倒的にお肌にかかる負担が大きいと言われているんですね。
また、毛抜きで抜くことによって埋没毛ができやすくなってしまいます。
毛抜きで抜く処理をしたことがあるならわかると思いますが、表面に出てこれず皮膚の中で成長してしまうのが埋没毛ですね。
このような埋没毛ができてしまうと、黒いブツブツができているような見た目になってしまい、キレイにしているつもりが、かえって汚い状態になってしまいます。
さらには、毛抜きで抜く処理は毛嚢炎(もうのうえん)にもなりやすいと言われています。
毛嚢炎とは、白いニキビのような症状ですが、毛抜きで抜くことによって毛穴から雑菌が侵入・繁殖してしまい、このような炎症を起こしてしまうんですね。
このように毛抜きで抜く処理は、リスクも高く肌トラブルが起こりやすい処理方法なので、毛抜きでの処理はおすすめできません。
継続した皮膚への負担
自己処理での処理となると、永久脱毛とは違うわけですので、どうしても継続的に処理をしなければなりませんよね。そのため、皮膚への負担も蓄積されていくわけです。
そして、毎回毎回蓄積されたお肌への負担がいわゆる色素沈着や黒ずみの原因となってしまいます。
自己処理によって負担を受けたお肌(皮膚)は自然と再生しようと働くため、メラニンが過剰に生成されてしまい、色素沈着や黒ずみができてしまうということです。
このように、自己処理での処理は継続的にお肌に負担がかかっていることを、まずは認識しておいて下さい。そして、自己処理で処理をするのであれば、なるべく頻繁に処理をすることは避けるように心がけましょう。
自宅でIライン処理をする際の3つのポイント
では、Iライン脱毛を自己処理する時には、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。3つのポイントをお伝えしていきます。
清潔な状態で処理をする
当然のことかもしれませんが、清潔な状態で処理をすることが大切です。
Iラインは性器の周辺になりますので、ムダ毛の自己処理で細菌などが侵入してしまっては困ります。ですから、施術をする前にはシャワーを浴びるなど汚れを必ず落としてから処理をするようにしましょう。
また、使用する物も清潔にしておくことが大切です。
例えば、カミソリを使用している方でよくありがちなのが、お風呂場にカミソリをそのまま置きっぱなしにしている状態です。お風呂場というのは、カビが生えやすい場所でもあるように、水気があることから様々な菌が繁殖しやすい環境と言われています。
このような状態で保管しているカミソリは衛生的にもよくないことがわかりますよね。
このように、Iラインというデリケートな部分の処理をするからこそ、使用する物の管理にも気をつけるようにしておきましょう。
毛を柔らかくしてから処理をする
IラインをはじめVIOのムダ毛というのは、体の部位の中のムダ毛でも1番濃くて太い毛になります。そのため、薄い毛を処理するよりも余計に負担がかかりやすいわけです。
ですから、少しでも負担がかからないように心がけることが大切です。
例えば、自己処理を始める前に蒸して毛を柔らかくすることも負担を減らす一つの方法です。蒸すことによって、毛が水分を含み柔らかくなります。こうすることによって、処理をした際のお肌への負担も減らせるんですね。
デリケートな部分であり、濃くて太いムダ毛になる部分だからこそ、事前の前処理が大切になってきます。確かに面倒くさい作業ではありますが、蒸すことなどをしていくことで、肌トラブルのリスクを抑えることにも繋がります。しっかりとケアしながら処理をしていきましょう。
アフターケア(保湿)は入念に
どんな処理方法にも言えることですが、自己処理をするということは少なからずお肌に負担がかかる行為です。
もちろん、脱毛サロンやクリニックでの施術でも言えることですが、処理をしたあとは大変乾燥しやすいお肌の状態となります。そのような状態でほっておくと、肌トラブルが起こってしまいやすくなるのは、なんとなくわかりますよね。
普段から保湿は心がけていると思いますが、特にムダ毛の処理後は乾燥しやすい状態となりますので、いつも以上に入念にケアをしていくことが大切です。
VIO脱毛前の自己処理はどこまでやっておくべき?
ところで、脱毛サロンやクリニックでVIO脱毛する際の事前処理はどれぐらいやっておけば良いのでしょうか。この点について解説していきます。
脱毛サロンやクリニックでVIO脱毛を契約すると「施術日の前に事前に自己処理をしてきて下さいね!」ということを言われます。
ですが、自己処理自体が難しいVIOだと「どこまで処理すればいいのかわからない!」ということに多くの方が悩んでしまいます。
そこで、VIO脱毛前の事前の自己処理についてまとめてみました。
サロン・クリニックによって剃り残しシェービングはサービス
どこまで処理をすればいいのか…という以前に確認しておきたいポイントがあります。
それは、契約をした脱毛サロン、またはクリニックの剃り残しのシェービング対応についてです。
各サロン、各クリニックによって対応は異なりますが、「剃り残しがある場合シェービングはサービスでしますよ!」というサロン・クリニックがたくさんあるんですね。
このようなサロン、クリニックで契約をしているのであれば、そこまで念入りに処理をしていかなくてもサービスで処理して頂けますので大丈夫です。…とはいえ、はじめから全く処理をしていかないというのはよくありません。
そのような方が増えるとサロン・クリニック側としてもシェービングサービスをやめてしまう可能性もありますので、できる範囲で良いので、必ず処理はしてから行くようにして下さいね。
このように、契約をしたサロン・クリニックが剃り残しシェービングがサービスとなっているかどうかは、非常に重要なポイントです。特にIラインなど自己処理が難しい箇所の場合は尚更大切ですね。
どこまでやるのが正解?
上記を踏まえてVIO脱毛前の事前の自己処理をどこまですればいいのか…ということですが、これはどのような形にしたいのかによって変わってきます。
特に重要なのはVラインです。
なぜかというと、IラインやOラインというのは、ほとんどの方が全部処理をすることを選びます。正確に言えば、前述したように、VラインとIラインのつなぎ目は残すようにする場合もありますが、その他のIライン部分は全部処理する人がほとんどなんですね。
ですが、Vラインだけは違います。もちろん、Vラインもハイジニーナ(無毛)のようにすべて処理をする方もいらっしゃいますが、まだまだVラインを残しながら脱毛される方が圧倒的に多くなっています。
そして”どのような形にVラインを残すのか”によって、事前の自己処理の範囲が異なるということですね。要するに、自分が残したい部分は残し、脱毛したい部分は事前の自己処理をするということです。
このように、最終的にどのような形にしたいかによって、事前の自己処理の範囲は異なります。
ですから、そもそも”どのような形にしたいのか”を決めておかなけれなりません。もちろん、Vラインだけでなく、つなぎ目なども考えればIラインにも含めどのようにしたいか考えておく必要がありますね。
このあたりをしっかりと考えた上で、どのような形にしたいのかによって事前の自己処理をするようにしていきましょう。
どのような形に残すのかは非常に重要です。
後々後悔してしまう人も実際にいらっしゃいますよ。事前に形をよく考え、それを踏まえて事前処理をするようにしていきましょう。
まとめ
- Iラインは女性器周辺。
- サロン・クリニックで脱毛の場合、基本的には大陰唇のみ。
- 小陰唇(粘膜部分)は基本的に脱毛できない。ギリギリまで。
- Iラインを処理することのメリット・デメリット。
- 【メリット】生理時のかぶれ等が軽減。ニオイも抑えられる。
- 【デメリット】処理が1番難しい箇所。デリケートで繊細。
- Iラインのみの処理は見た目がおかしくなることもある。
- Vラインとの境目を残すことで自然な仕上がりになる。
- アンダーヘアの自己処理はチクチクや痒くなることがある。
- 処理する物が原因である可能性が大きい。
- おすすめはヒートカッターや電気シェーバー。
- カミソリは正しく使えればOKですがリスクも高い。
- 絶対にやってはいけないのが毛抜きで抜くこと。
- 埋没毛や毛嚢炎の原因になってしまう。
- 頻繁な処理のし過ぎも色素沈着や黒ずみの原因になる。
- VIO脱毛前の自己処理はどのような形にするかによる。
- 後悔しないように長い目をもって形を決めること。
- それに合わせて事前の自己処理をする。