ここでは『痛みがヤバイ!』と言われている「ニードル脱毛」の効果や口コミ、利用可能な脱毛サロンを紹介しています。
結論から先にまとめると、これから脱毛を始めるならレーザー(もしくはフラッシュ)脱毛をメインに考えていくべきです。ニードル脱毛はあくまで補助的な脱毛方法として利用していきましょう。詳しくは、下記にまとめてありますので、参考にしてみて下さいね。
ニードル脱毛とは?4つの特徴
ニードル脱毛は、別名「針脱毛」または「美容電気脱毛」と呼ばれることもある脱毛方法です。(ただ、このあたりも混在してしまっていますので、後ほど詳しく解説していきますね)
まずは、こちらで脱毛の種類について確認をしていきましょう。
脱毛の種類
種類 | 主な種類 | 特徴 |
---|---|---|
ニードル
脱毛 |
ー |
|
フラッシュ
脱毛 |
IPL脱毛 |
|
レーザー
脱毛 |
ダイオードレーザー
アレキサンドライトレーザー |
|
現在、脱毛サロン、または医療クリニックでは、これらの『ニードル脱毛・フラッシュ脱毛・レーザー脱毛』の3つの脱毛方法が主流となっています。その中でも、脱毛サロンでは「フラッシュ脱毛」が、医療クリニックでは「レーザー脱毛」が主流の脱毛方法です。
「ニードル脱毛は主流じゃないの?」…と、思った方がいるかもしれませんが、実は、ニードル脱毛は一言で言うと、”一昔前”まで主流で行われていた方法になりつつあります。詳しくは、これからお話していきますが、現在は、レーザー脱毛などが登場してきたことによって、あまりやらなくなってきてしまっているんですね。
…とはいっても、まだまだニードル脱毛を行っているところもありますし、ニードル脱毛じゃないと脱毛が難しい状況などもあることから、ニードル脱毛についても、どんな脱毛方法なのか、知っておくといいと思います。
それでは、ニードル脱毛について詳しく見ていきましょう。
ニードル脱毛の仕組みは?
まずは、ニードル脱毛がどんな脱毛方法なのか、説明していきますね。
ニードル脱毛というと、”特殊な針で電流を流し、1本1本処理していく”と、いうようなイメージを持っているかと思います。基本的な言い方をすれば、このような仕組みで間違っていはいないのですが、実は、ニードル脱毛にも幾つかの種類があることをご存知でしょうか?
大きく分けると、医療機関で行っている「医療針脱毛(絶縁針脱毛)」、そしてサロンで行っている「美容電気脱毛(電気分解法・フラッシュ法・ブレンド法)」という感じに分かれます。
このように、一口にニードル脱毛と言っても、色々な方法があるんですね。では、1つずつどんな方法か、簡単に説明していきます。
絶縁針脱毛
ニードル脱毛の歴史は古く、その原理が登場したのは1,875年頃からとも言われていますが、以前まで主流であった方法では、針に電流を通した時に、表面の皮膚に火傷をおってしまうリスクがありました。
そこで、出てきたのが「絶縁針」です。絶縁針は、絶縁体と呼ばれるものがコーディングしてあるため、表面の皮膚への通電を防ぐことができます。
このように、簡単に言えば表面の部分は絶縁体となっているため、すくし触れても火傷をしないような仕組みになっています。通電した際は、先端部分にのみ熱エネルギーが加わるため、安全に脱毛ができる脱毛方法なわけですね。
ですが、この絶縁針を使用したニードル脱毛は、医療行為に当たるため、医療機関であるクリニックや皮膚科などでないと使用することができません。
電気分解法
電気分解法は、電流を流すことによって、組織液が電化分解されます。さらに、電化分解されると水酸化ナトリウムが生成されるのですが、実は、この水酸化ナトリウムは強アルカリ性のため、ムダ毛の毛根部分を溶かすような効果があるんですね。このような仕組みになっているのが電気分解法です。
ただ、このこの方法の場合、ムダ毛1本あたりを処理するのに60〜80秒ほどかかってしまうというデメリットがあります。ニードル脱毛は、基本的に通電している間が、一番痛みが生じると言われていますが、まさに、電気分解法は通電している時間が長いため、他の方法よりも、強い痛みが伴うというデメリットがあるんですね。
そのため、火傷のリスクや色素沈着のリスクが比較的高いと言われています。さらには、回数も多くかかってしまうなどのデメリットもあるため、現在ではこの方法のみで行うということは、ほとんど無いと言われているんですね。
フラッシュ法(高周波法)
フラッシュ法は、”高周波”を用いて行う方法になります。
フラッシュ法は、1本のムダ毛を処理するのにかかる時間が大幅に短くできるようになったため、結果的に電気分解法よりも、痛みが少なく、リスクが低いと言われています。ムダ毛1本あたりの処理にかかる時間で言うと、1秒以下とも言われていますね。
ブレンド法
実は、前述した電気分解法は、脱毛効果は高いけど、強い痛みが生じる、フラッシュ法は、痛みは少ないけど、脱毛効果が落ちてしまうというデメリットがそれぞれあります。
そこで、この2つの良いところどりをした方法がブレンド法です。要するに、アルカリと熱の相乗効果で処理していく方法です。
ただ、ムダ毛1本にかかる時間は、3〜20秒ほどとなります。脱毛効果を上げつつ、なるべく痛みを抑える方法というわけですね。
このように、現在のエステで行っている美容電気脱毛にもいろいろな方法があります。また、ここでは挙げていませんが、この他にも「ショートウェーブ法」「スーパーフラッシュ法」など、サロンによって、様々な方法で行われています。
ニードル脱毛ならその場で効果を実感!
少し前置きが長くなってしまいましたが、ニードル脱毛の特徴について見ていきましょう。
ニードル脱毛の最大の特徴とも言えるかもしれませんが、ニードル脱毛で施術を行った場合、その場で効果を実感できます。現在、主流であるフラッシュ脱毛やレーザー脱毛は、施術をしたあと10日前後で、ようやくポロポロとムダ毛が抜けてきますが、ニードル脱毛の場合は、処理をした毛がその場で抜けますので、目に見えて効果を実感できるのが特徴です。
また、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛は、事前にムダ毛の自己処理をしてからサロンやクリニックで施術を受けます。これは基本的に、光がメラニン(黒いもの)に反応し、施術を進めていくため、ムダ毛がある状態だと、必要以上に光が集中してしまい、火傷などのリスクが出てしまうためですね。
ですが、ニードル脱毛の場合は、逆にムダ毛が生えている状態でないと施術ができません。ニードル脱毛は1本1本、目視で確認しながら、毛根に針を刺し施術をしていきますので、処理をしてしまうと毛根が確認できなくなってしまい処理できないんですね。
このような、違いもありますので、事前処理には気をつけておきましょう。
ニードル脱毛ならあらゆる毛質・部位の脱毛が可能
前述した通り、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛では、メラニン(黒いもの)に反応するため、メラニン色素が薄い(またはない)白髪や金髪毛、産毛などの脱毛が苦手だと言われています。
ですが、ニードル脱毛はこのあたりの毛質を選ばず脱毛することが可能です。
特に、白髪の脱毛に関しては、ハッキリ言ってフラッシュ脱毛やレーザー脱毛では処理ができませんので、部分的な白髪のムダ毛を処理したいような時にはニードル脱毛が効果的です。
また、同じような理由で、乳輪周りなどの色素が濃い部分の脱毛にも向いています。乳輪周りも、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛では難し部分ですが、ニードル脱毛では、このような部位でも脱毛が可能です。
このように、毛質や部位に関係なく対応できるのもニードル脱毛のメリットですね。
ニードル脱毛は料金が高い
ニードル脱毛は、歴史も古く、唯一FDA(米国食品医薬品局)が=永久脱毛と認めた脱毛方法となっていますので、効果は折り紙付きです。
ですが、料金が高いというデメリットがあります。当たり前の話になってしまいますが、1本1本処理していくため、施術にかかる時間はフラッシュ脱毛やレーザー脱毛とは比べものになりません。
さらに、ニードル脱毛は高度な技術力がものをいう脱毛方法のため、誰でもできるものでもないんですね。
このようなこともあり、ニードル脱毛はフラッシュ脱毛やレーザー脱毛と比べるとかなり高額になってしまいます。さらには、サロンやクリニックによって違いますが、施術費用以外にも、針そのものを購入する費用がかかったり、(クリニックの場合ですが)事前に血液検査(感染症検査)などをしなければならないところもあります。そうした場合、当然、別途費用がかかります。
このように、施術費用そのものが高額なってしまうこともそうですが、別途費用もかかってきてしまいますので、全身などの広範囲をニードル脱毛で行うというのは現実的ではありません。
ニードル脱毛はとにかく痛い!
後ほどニードル脱毛を受けたことがある人達の口コミをまとめていますので、そちらも確認してほしいのですが、ニードル脱毛を受けたことがある人達は口をそろえて「痛い!」と言っています。
ニードル脱毛の最大のデメリットはここかもしれません。脱毛効果は折り紙付きですが、とにかく痛いです。
よく、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛では、「痛いけど、耐えられるレベル」と言う言われ方がしますが、ニードル脱毛は本当に痛くて、途中でやめてしまう人がかなりいます。
もちろん、医療機関であるクリニックの場合は、麻酔クリームなどを使用することも可能ですが、肌表面に麻酔を効かせるだけになってしまうので、正直ほとんど効果がないという人もいるぐらいです。
このように、ニードル脱毛は確かに脱毛効果は高いですが、とにかく痛いということを今一度、肝に銘じておいて下さい。
ニードル脱毛の効果や口コミの評判は?
では、実際にニードル脱毛を体験したことがある人達の口コミや評判を確認してみましょう。
ニードル脱毛体験者の口コミ
- 昔針脱毛、現在レーザー脱毛ですが、針脱毛は肌に負担がかかりますし、高いし、レーザーとはまた違う痛みです。耐えきれずに挫折しました。
- あまりの痛さに耐えられず、コースでしたが2回だけでやめました。
- 1本ずつ処理していくので、時間がかかるし、施術者によってもかなり違います。できるなら、ベテランさんにやってもらった方がいいです。時間制なら尚更です。
- 針脱毛なら白髪の脱毛も可能です。ちなみにサロンのニードル脱毛(針脱毛)は今の日本の法律ではグレーです。何かあっても自己責任。ついでに麻酔できないので超激痛
では、「脱毛効果」「痛み」「料金」と3つの側面からニードル脱毛の口コミや評判をまとめてみましょう。
★脱毛効果
まずは、脱毛効果です。脱毛効果に関しては、やはりやりきった人は満足されている方が多い印象です。やはり、昔からある脱毛方法のため、脱毛効果については、満足度が高い印象です。
ですが、エステのニードル脱毛はおすすめできません。正直、法律的にもグレーな部分がありますので、本当にニードル脱毛を考えているなら、医療機関で探してみるようにして下さい。
もちろん、医療機関であっても痛いことは痛いですが、やはり何かトラブルがあった時の安心感が違います。特にニードル脱毛は、技術者の力量がものをいう脱毛方法でもありますので、評判の良いクリニックなどで施術を受けましょう。
▲参考:医療脱毛クリニックのおすすめランキング – 効果・口コミ・評判でも比較 –
★痛み
痛みに関しては、言うまでもないですね。「耐えきれずに途中で挫折しました…」という口コミがかなり見受けられます。もちろん、中にはやりきった人もいますが、痛みに弱いという人は、レーザー脱毛などを検討していったほうがいいでしょう。
もちろん、前述した通り、ニードル脱毛でないと難しいケースもありますので、ご自身の状況などをよく考えてより良い脱毛方法を検討してみて下さい。
★料金
最後に料金に関してですが、やはり料金は高額になってきます。特にニードル脱毛で気をつけなければいけないのは、”時間制”で料金がかかってくる場合です。サロンやクリニックによって料金体系はもちろん違いますので、事前によく確認してほしいのですが、時間制の場合は、口コミでもあるように、施術者の技量でかなり左右します。
ですから、良い施術者に巡り会えるかがポイントとなってきそうです。フラッシュ脱毛やレーザー脱毛と違い、ニードル脱毛は施術者によってかなり脱毛効果や1回でできる範囲なども変わってきますので、このあたりも覚えておきましょう。
ニードル脱毛を利用可能な脱毛サロン一覧
それでは、当サイトで調査した結果、ニードル脱毛を行っている脱毛サロンを紹介していきますので、参考にしてみて下さい。(調査を行った脱毛サロンは以下のサロンです)
リラクス、アポリネールジェンマ、ヴィトゥレ、エステタイム、エピレ、エルセーヌ、キレイモ、銀座カラー、グランモア、ジェイエステティック、シースリー、ストラッシュ、脱毛ラボ、ディオーネ、ピカリ、ピュウベッロ、ビーエスコート、プリート、ベルルミエール、ミスパリ、ミュゼプラチナム、恋肌(こいはだ)、ラココ、ラックス、リンリン、ルソニア、レイビス、SBS、TBC
★脱毛サロン比較表
サロン名 | 脱毛機器 | 脱毛の種類 |
---|---|---|
リラクス | ライエンス | SHR脱毛 |
アポリネールジェンマ | 不明 | 選択的温熱脱毛法 |
ヴィトゥレ | 不明 | IPL脱毛 |
エステタイム | オリジナル脱毛機 | FHR脱毛 |
エピレ | フェリークFv4(オリジナル) | IPL脱毛 |
エルセーヌ | 不明 | B.S.S脱毛 |
キレイモ | Piel(ピエル) | IPL脱毛 |
銀座カラー | 不明 | IPL脱毛 |
グランモア | 不明 | 不明 |
ジェイエステティック | オリジナル脱毛機 | 冷光ヒアルロン酸スーパー脱毛 |
シースリー | C3-GTR(ルネッサンス) | IPL脱毛 |
ストラッシュ | ルミクスツイン | SHR脱毛 |
脱毛ラボ | M.S.F.T.クリプトン・P.S.クリプトン・クリプトンSEV | S.S.C脱毛 |
ディオーネ | ハイパースキンカレン | ハイパースキン脱毛 |
ピカリ | ルネッサンスGT-R | IPL脱毛 |
ピュウベッロ | フェニックス(E-LIGHT)・ルミクス | SHR脱毛 |
ビーエスコート | リオキシー・エアクールフラッシュ | SHR脱毛・IPL脱毛 |
プリート | ルネッサンスGT・エピアス EX-R | IPL脱毛 |
ベルルミエール | 自社オリジナル | IPL脱毛 |
ミスパリ | 美容電気脱毛 | ニードル脱毛 |
ミュゼプラチナム | P.S.クリプトン | S.S.C脱毛 |
恋肌(こいはだ) | LVS・シルキーライトⅡ・クリスタルスキン | IPL脱毛 |
ラココ | ルミクスツイン | SHR脱毛 |
ラックス | 不明 | ハイブリット脱毛 |
リンリン | エアクールフラッシュ・ドゥトゥークール | IPL脱毛 |
ルソニア | エコライト | IPL脱毛 |
レイビス | ルニクス・アロン・クリア | IPL脱毛 |
SBS | 不明 | 不明 |
TBC | 美容電気脱毛・フェリークFv4(オリジナル) | ニードル脱毛・IPL脱毛 |
※各店舗によって使用している脱毛機等が違っている場合もあります。詳しくは各サロンにお問い合せください
当サイトで調査をしたところ、脱毛サロンでニードル脱毛を取り入れているところは「ミス・パリ」と「TBC」ぐらいです。また、メンズの脱毛サロンで言うならばミス・パリのメンズサロンである「ダンディハウス」、同じくTBC系列の「メンズTBC」、そして「アロンソ」ぐらいですが、どちらにしろ、ニードル脱毛を行っているところは多くありません。
また、クリニック系でも脱毛を行っている大手のクリニックの中で、ニードル脱毛を行っているところはありません。
ですから、小さなクリニック、または皮膚科などを探していくことになるかと思います。
料金や対応エリア比較
では、ニードル脱毛の料金や対応エリアなどを確認しておきましょう。
ここでは、参考までにいくつかクリニックの料金や対応エリアなども記載してみました。ニードル脱毛の場合、サロンやクリニックに料金体系がかなり異なりますので、比較するのがなかなか難しいですが、どちらにしろ、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛に比べると、かなり高額になることがわかるかと思います。
また、クリニックの場合は、この他にも初診料や血液検査費用、針購入費用なども別途かかってきますので、その点も考えていかなければなりません。また、エステにしても、ニードル脱毛を行っているミス・パリやTBCでは、入会費用などもかかるところですので、その点も考慮しなければなりません。
ですから、このようなことも踏まえて、ニードル脱毛は現代においてはあくまで補助的な脱毛として考えたほうがいいでしょう。
メインは、レーザー脱毛(もしくはフラッシュ脱毛)で行い、どうしてもニードル脱毛でなければ脱毛できない毛質や部位のみ、ニードル脱毛で行うようにしていくのが、ベストかと思います。
ニードル脱毛のまとめ
- ニードル脱毛は、一言でいうと脱毛効果は高いが、高額の上、痛みが強い脱毛方法です。
- また、エステ等でも行っていますが、法的にはグレーですので、ニードル脱毛をやるならクリニックを検討していきましょう。
- これから脱毛を始めるなら、レーザー脱毛(もしくはフラッシュ脱毛)をメインに考えていくべきです。
- ニードル脱毛は、あくまでレーザーやフラッシュではできない毛質・部位のみ補助的に行う方がいいでしょう。
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